今年はスッキリ晴れた夏!にはちょっと程遠いかもしれませんね。
また地震や台風、のりピーの事件など、ニュースから目が離せません

ところで我が家の今年のお盆は少し特別です。
ものづくりの達人の祖父が亡くなって33年。
今年は33回忌の法事を行いました。
祖父、祖母、父と、亡くなってしまったけれど、
今の私たちがいるのはご先祖様のおかげですね。
ところで33回忌というのは、33年(または50年)をもって
死者は個性を失い、祖先になるそうです。また仏教では、
亡くなって33年目には、どんな罪を犯した人でも無罪放免になって、
極楽浄土にいけるとされている考え方もあるそうです。
祖父も極楽浄土で楽しく過ごしている事でしょう。
祖父の生業は、建具師。私が小さい頃、家族で夕飯を
食べおわって一息ついていると、たまに職人仲間のが
祖父を迎えに来る事がありました。
「どこにいくの?」と尋ねる私に、「難しい仕事を手伝いに行った」と
祖母が教えてくれました。
それほど腕が良く周囲からも慕われた祖父でした。
背は高くてガリガリ。子供心に祖父は「ジャイアント馬場に似ている」と
思っていたのです。。。。たぶん175cm~180cmはあったのでは
ないでしょうか。
「死んだら普通の御棺では入らないから、前もって注文しなきゃね。」なんていう
冗談も飛び交っていたほどです。
そんな祖父でしたが、ある9月の朝、私が学校に行っている間に
心筋梗塞で亡くなってしまいました。
今でも学校に出かける朝に見た、食卓に座っている祖父の姿を
思い出す事ができます。
後で教えてもらった事ですが、亡くなる何週間前から、
組子細工を額に嵌め込んだ作品を作成していたそうです。
組子細工は今では見られなくなりましたが、障子や欄間のところに
細かく割った木を繋ぎ合わせて、模様をつくり出したもの。
亡くなる頃には、家を建てても窓はサッシに取って変わられ始めた時期。
技術が廃れる、と良く言っていましたので、額にして残しておきたかったのでしょうか。
出来上がって直ぐに亡くなったので、安心したのか、
自分の寿命を感じていたのか・・・
祖父からはいつも「木の香り」がしていました。
その匂いが大好きでした。
家族そろって33回忌を無事に迎えられた事もご先祖様に感謝です。
ですので、キャンドル作家佐藤先生にお願いして
キャンドルランタンを作ってもらいました。
キャンドルランタンなら、お花を添え忘れても仏壇が華やかになるのでは
ないかと・・・
和ロウソクにもお花の絵が描いてありますね。山形で購入した時に聞いた
話ですが、冬にお花が取れないので、その代わりにロウソクに花を描いて
お花の代わりにした、という事です。
なるほど、知恵ですね。
家にあった、桃を使ったお菓子と一緒にパチリ。

33回忌ですので、蓮の花も少し華やかに色づけしてもらい、
葉は「ひのきシート」で作ってもらいました。
また先日京都に行って買ってきたお線香も供えます。
薫玉堂さんのお線香。「貴船」5,250円也!
ベトナム産シャム沈香の、甘く優しい香りが部屋に広がります。
仏様の食べ物は「匂い」と聞いた事もあります。
今年は奮発しましたよ!
お盆になったらお線香を、キャンドルランタンには火を入れます
"

こんな感じになるはず
![[XmasOrns]キャンドル(*゜▽゜)ノ †SbWebs†](http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2008-12-19/336261.gif)
今から楽しみです。
P.S
今薫玉堂さんのHPをみたら、8月20日(木)~ 8月25日(火)
東武百貨店宇都宮店で販売催事があるんですね!
いかなくちゃ
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テーマ:ハンドメイドの作品たち - ジャンル:趣味・実用
- 2009/08/12(水) 09:40:15|
- そのた
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